枯葎口閉じたまま走り抜け    山走子
かれむぐらくちとじたままはしりぬけ

R0015223

そういえば、俳句ポストで早く人になりたいとか言ってたけど。
「人」どころか「並」にも選ばれず、闇に葬られてしまった。

確かに枯葎なんて季語はこの時初めて知った言葉で。
無理があると言えばあるわけで(笑)
色々イメージしてみるけど、しゃれた言葉にはならなかった。

入選した俳句を見ていると、やっぱり子供の頃の記憶とリンクしているようなものが多いのかな。
考えてみれば大人になってしまうと車で移動することが多かったり。
そもそも、外に意味もなく滞在するような事が無くなるしね。

[俳句解説]
自分の中で枯葎というと、ちょっと恐いというか、あまり良いイメージは無い。
多分、ああいうのが枯葎の景色だろうなと思った時、なんか息を止めて走り抜けているイメージが出てきた。