こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2013年09月

秋の朝怪しい集団をりにけり
あきのあさあやしいしゅうだんをりにけり

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やっぱり、文語を使って文語で書いた方が俳句は俳句らしくなる。
というわけで、文語をなるべく使ってみよう。
とは言うものの、文語って難しいような (^_^;)

月刊角川俳句の先月号にも文語の特集が出てたけど。
文法にいたっては、全く意味不明だな、高校生以来だ。
ってか、高校生の時も全然理解出来てなかったけど・・・

金子兜太さんの、入門書をパラパラと読んでみる。
この本「はじめに」の記述がかなり良い(笑)
『たとえば、ごはんを食べ終えて、今日のごはんはうまかったなぁと思ったとき、「今日のごはんは うまかった」と。続けて、そこに季節の単語をくわえ、五七五のリズムに整えてみる。「白梅や今日のごはんがうまかった」ほら、気持ちがいいだろう。』
なるほど~って膝を叩きたくなった。



そんな本のP60「~にけり」がすっきりまとめる。
『単純な句を作る時に字数をかせげて便利なのが、「ありにけり」「をりにけり」「なりにけり」などの、それ自体にはあまり意味の無い言葉です。』
と、あった。

なんか、「ありにけり」「をりにけり」「なりにけり」って文語っぽいし俳句っぽいな。
とりあえず、これを使うと良いかも(笑)
ってわけで作って見たけど。
「をりにけり」って「いる」とか「存在する」って意味らしいのだけど、なんかしっくりこない。
これで合ってるのだろうか?


[俳句説明]
季語 秋の朝 時候 三秋
稲刈りが済んだ近所の田んぼを車で通り過ぎようと思った時に気になって止まった。
藁の塊・・・そもそも、これの名前ってなんかあるのかな?
これに名前があれば、もう少し違う俳句になるような。

この集団がなんか、会議中というか決起集会というか、そんな感じに見えた。
稲刈りが終わったのだから来年に向けてなのか、今年の慰労に関してなのか。
ともかく、なんとなく気になって仕方無かった。

ので、わざわざ車を止めて、しかもローアングルから狙った。
なので、やっぱりこれも俳句っていうより、この写真を使いたかったってのが本音。
我ながら、詩心が全く無いぞ!と叱られそうな一句だな。

[写真データ]
カメラ:RICOH GRDⅣ
絞り:6.3
シャッター速度:1/217
WB:シェード
画像設定:ノーマル
露出補正:+0.3






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秋晴れや惜しげなく降る日の光
あきばれやおしげなくふるひのひかり

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とにかく多作多捨だと頑張ってみるのだけど。
思うように言葉が出てこない。
ボキャブラリーが貧困だって事も勿論あるのだけど。
もっと根本的な問題で感動する力が足りてないんじゃないかと思う今日この頃。

何かに出会って五感に肯定的変化が起きる。
それを五七五の定型で言語化する。
テクニックの問題は色々あるにしても。
五感に変化が起きているのか?

五感に肯定的変化は起きているけど。
自ら認知する事が出来ていないのか。

景色に出会ってシャッターを押そうと決めている事実がある。
とすると、なんらかの変化が自分の内面に起きた証拠。
数ある風景の中から、それを選んでその構図を設定している。
写真だけなら、そこで終わりなんだが・・・

俳句を作るのに、苦しんでるなぁ・・・(泣)

[俳句説明]
季語 秋晴れ 天文 三秋
多分、レンコンの葉だとおもうのだが (^^ゞ
そもそも植物の事を知らなすぎるってのも大きな問題であるわけで。
全部揃って太陽に向いてる様に興味をもった。

最初に出来たのが
★秋空や耳を澄まして顔上げて
これだと又しても三段切れか?
三段切れもイマイチ何が三段切れなのかが判って無いのだが・・

さらに景色を眺めて、その中に入って出てきたのがこれらの言葉
まぁ・・・しかし・・
ここまで書いてきて思ったけど。
中七と下五で季語の説明をしているだけのような(^_^;)
「秋晴れ」ってこういう事だよ~ みたいな・・・

誰か添削してくれないかな・・・(笑)

[写真データ]
カメラ:RICOH GRDⅣ
絞り:3
シャッター速度:1/153
WB:シェード
画像設定:ノーマル
露出補正:+0.7




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秋高し天気予報は明日も晴れ
あきたかしてんきよほうはあすもはれ

R0014433.JPG

デジカメで撮った写真だけど。
カメラ本体にあるモニターで見ている「絵」とPCで見ている「絵」とでは差がある。
私の場合、Eye-Fiカードを使ってスマホ経由でPCに取り込んでいるのでスマホのモニターも又違う感じの「絵」になっている。
色々のモニターで見ているけど、今の所一番好きなのはiPadのモニターで見る「絵」だ。

コンクールなどでは紙に印刷して応募するみたいだけど。
おそらく印刷に関してのノウハウってのもあるんだろうな。
プリンターはキャノンのオールインワンタイプのものしか持ってないな。
写真印刷にはそれなりのプリンターを用意する必要があるのかな?

まぁ、こうしてブログで楽しんでいるぶんには、むしろモニターによって変化するのも面白いな。

[俳句解説]
季語:「秋高し」 天文 三秋
ここのところ、本当に日本晴れというか秋らしいというか。
良い天気に恵まれている。
稲穂に関しての俳句とも考えたのだけど。
稲穂アップの写真にそれは出来ないよねぇ・・・

この風景全体の中に立った時に「秋高し」って季語がすっと出てきた。
こういう瞬間って嬉しいもので、この景色にはピッタリだよねぇと。
上五にするのか下五に置くのか。

最初に浮かんだのがこれ。
「秋高し昨日も今日も明日も晴れ」
なんかこれって個人的にはかなり好きなんだけどね。
リズムはこっちの方が良いんだけどね。
事実の描写って事になると、「明日も晴れ」ってのは無理か?とか(笑)


[写真データ]
カメラ:RICOH GRDⅣ
絞り:2.3
シャッター速度:1/2000
WB:自動
画像設定:ノーマル
露出補正:-0.7



*メッセージをいただいた「みのさん」。ありがとうございます。
返信が出来ないようなのでこちらで替えさせて下さい。
「季語」に関してはホント悩みます。有名な俳人の作られた作品にも季重なりがありますよね。
たしか教科書には、明らかに判れば良いみたいな記述もあったかな。
今はとにかく、始めたばかりなので極力基本に忠実にいこうかと (*^_^*)
また、メッセージやコメントをお待ちしてます。






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秋の山散歩がてらのいなり寿司
あきのやまさんぽがてらのいなりずし

R0014399.JPG

俳句のルールというか作法というか。
俳句が俳句たる理由に。
①五七五の定型
②季語が一つ
③切れ
と言う風に認識している。
で、虚子さまの理論に沿うとさらに、花鳥諷詠を詠むということ。

初心者の自分に圧倒的に難しいのが「季語」の扱い。
秋の俳句には秋の季語を入れるわけで。
ところが季語ってのは自分の感覚と必ずしも一致していなかったりで。
随所に落とし穴がある。

案外気に入っているこの作品も。
しばらく経ってから調べたら季語が重なっていた。

自分としては「秋の山」を季語として配置したのだけど。
ところが「いなり寿司」も実は季語で、しかも季節は夏。
あ~びっくり。

自分としては一番使用頻度の高い歳時記。
いつも、これをみて「季語」を決めているのだけど。
これには『いなり寿司』なんて季語は採用されていない
「寿司」という季語があるが、これは「夏料理」という言葉の傍題として採用されている。




なので、大丈夫だろうと作っていたのだけど。
今朝、何気なくこちらの巨大歳時記をパラパラと見てると(笑)

日本の歳時記
宇多 喜代子
小学館
2012-01-25


夏の生活と行事のカテゴリーに「鮓」という季語が採用されている。
でもって、傍題には「稲荷鮨」の三文字が(泣)

しかしなぁ・・・
「鮓」が夏の季語ってのもイマイチ納得感がないうえに、「稲荷鮨」に至っては憤慨だ(笑)
自分の中で夏と稲荷鮨なんて全く結びつかない、だいたい年中あるし。

それより何より、こんな大型の歳時記は普段持ち歩けないぞ。
季語を選ぶより、ダブりを防ぐ方が難しいなぁ・・・






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やみくもに俳句ひねりし秋の空
やみくもにはいくひねりしあきのそら

R0014336


なんと言いましょうか。
誰かに認められたいという欲求なのか、自己顕示欲なのか。
どうせやるなら人を感動させられるような作品にしたいと思うわけで。

何度も書いてるけど。
コンテスト等々はオリジナル作品でかつ初出を求められる。
このブログは閲覧制限をかけてないから、ある意味世界に向かって発表してるわけで(笑)

そうすると、ここにアップしたのは、どこにも応募出来ないって理屈。
自分の作品の善し悪しが全然判らないのだけど。
とくに気にもせず、どんどんここにアップして行くという方法。
もう一つはとりあえず出来が良いと思うものはどこかに応募して落選後にめでたくこちらに収録。

何はともあれ一日一個以上の作品は作りたいわけで。
3年くらいは多作多捨は守りたい。
闇雲に作って闇雲にアップしておこうか。

あちこちの応募は締め切り直前に出来た作品を出すってスタンスで(笑)

[俳句解説]
吟行としゃれて出かけて五七五を重ねる。
とりあえず、季語を入れて出来れば切れ字を採用してあとは意味はあまり考えず。
これ系の作品は自分の作句プロセスというが自虐ネタみたいだけど。
つまり川柳系の作品だな。

[写真データ]
カメラ:RICOH GRDⅣ
絞り:2.6
シャッター速度:1/2000
WB:自動
画像設定:ノーマル
露出補正:-0.3




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