こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2014年08月

寄り添うも距離縮まらぬ秋の恋
作品をブログに載せてしまうと、既発表の作品という扱いになってしまう。
「俳句界」は既発表でも応募可と書かれているんで良いのだけど。
それ以外は、未発表のもにに限るとなっている。 

なんとなく自分で気に入ったものは、蓄えておいてどこかに応募しようかな。
などと思うわけだが。
どんどん発表しちゃって捨てた方が力はつくんだろうな。
多作多捨ってそういう事だと思う。

この作品も、写真と句の距離感を考えてみると。
案外面白いと思う。
「栗のイガイガがあるので、痛くてこれ以上は近づけない」という意味を写真に持たせる。
それをイメージさせる俳句を付ける。
自分的には出来が良いと思うのだが(笑)

結局、どこかに応募して入選しないと、自分では自分の作品の善し悪しが分からないし。
そこが悩ましいところである。


[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/40
絞り:3
F値:f/2.8
ISO:1250
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:-0.3

ISOが1250って初めてかも?(笑)
どうすると、こんなに大きな数値になるんだろ?プログラムオートで撮っている筈なんだが・・・



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冷や酒に濡るる唇震えけり
これも、先月締切の信毎フォト×俳句に応募したもの。
今月は3作品だして佳作となった。
どれが佳作なのか聴いてないので判らないけど。
この写真も結構好きなんだけどね。

中七の「濡るる唇」って文法的にどうなんだろ?って思いながら投稿しちゃった。
まぁ添削サービスは無いので、果たして良いのやら悪いのやら。
この程度の文法に間違いがあるってのは俳句初心者の今だと笑って済ませるけど。
年月を重ねるとヤバイよな。
少なくとも今だって、既にはじめて一年経過しているからなぁ・・・
勉強しなきゃだな。


カメラ:RICOH GR
露出時間:1/40
絞り:3
F値:f/2.8
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
フォトレタッチ 撮って出しのJPEG



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モネの絵の光も秋の色にあり
土曜日に山岳ロードを延々と走っている最中に見つけた景色。
あれ?これってどこかで見たような景色だけど、なんだっけ?
と、しばらく自分で考えていて。
そうだ・・・モネの睡蓮

では「フォト×俳句」に仕上げようと、走りながら考えた俳句。
最初出来たのは、
★あのねのねもねのねあきの光あり★山走子
 いくらなんでもこれは俳句じゃないだろうと(笑)
まぁ、そうは言っても有季定型だから一応俳句と呼んでも良いのかな?とか。

相変わらず、俳句と俳句以外の十七音の境目がイマイチ解らない。
「秋の色」でも「夏の色」でも「春の色」でもなんでも行けちゃいそうだけど。
もともと、モネの睡蓮の絵って季節はいつなんだろ?
そういう教養が無いと俳句には出来ないんだろうな(笑)


 カメラ:RICOH GR
露出時間:1/40
絞り:3.6
F値:f/3.5
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
フォトレタッチ 撮って出しのJPEG


 
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夏足袋の師父通り過ぐ下駄の音
月刊俳句界にこれで二ヶ月連続で優秀賞として掲載された(嬉)
8月は信毎もフォトコンもどちらも佳作で名前は載るけど作品が載らないという寂しい状態。
これを上手い具合にカバーしてくれたのが俳句界だ。

この雑誌俳句界は、掲載通知のようなものが一切ない。
今は定期購読しているので手元に届いた封筒をあけて、そしてページを確認するまでは全く判らない状態だ。
まぁ、このドキドキ感は悪くないけどね(笑)
大賞に選ばれたら1ページまるまる自分の作品で埋まるって超魅力的。
優秀賞だって、まぁまぁのスペースが与えられる。
こんな感じ ↓




自分が俳句より「フォト×俳句」が好きなのも、そこに理由あり(笑)
掲載されるスペースが断然大きい。
ここ重要(笑)

さて、この作品だけど。
写真はとってもお気に入りなんだが、 句はひねくり回してこねくり回して無理やりの十七音。
とても自分の作品思えない。
・・・が、「フォト×俳句」としては客観的に考えて上手い作品なのではとも思う。
写真と句の距離感が上手く作れているかと。

まぁ、ともかくあちこち出しておけば一つくらいは拾って貰えるって事だな(笑)



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故郷の山に抱かれ蕎麦の花
本日は長距離の練習をと、朝7時スタート。
山に向かう山岳ロードをなんだかんだで38㎞走破。
途中で蕎麦畑を通る。
これがまた見事な景色で。
多分、自分もこの景色を見るのは初めてだろうな。



向こう側に見えているのは飯綱山。
長野市に住んでいると、あの山はほんと故郷の山って感じだ。
一年中見守っていてくれる感じがある。



蕎麦の花って一斉に咲くとこんな感じで、圧巻。
思わず足を止めて見入ってしまった。

で、一句作ろうと思い立ったのがこの句。
しかし、戻って歳時記を開くと、類想類句が多い多い(笑)

★蕎麦はまだ花でもてなす山路かな★芭蕉
★山畑や煙のうへの蕎麦の花★蕪村
★遠山の奥の山見ゆ蕎麦の花★水原秋桜子
★戸隠は雪凝るならひ蕎麦さけり★山上樹実雄

みんな、ひょとしてこの畑を見ながら作句したのでは?って思ってしまうよ。
そして、やっぱり芭蕉は別格だと感じてしまう。

カメラ:RICOH GR
露出時間:1/40
絞り:4.3
F値:f/4.5
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
フォトレタッチ Picasaのソフトフォーカス



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