こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2014年10月

街角の所々にハローウィン
たまたま、この日は宴会だったので待ち合わせ場所に向かう。
バスの時間の関係で少し手前でおりて町並みでも撮影しようと思い立つ。
なんとなく、いつもの夜より賑やかな雰囲気があった。
そういえば10月31日はハローウィンだった。

カメラを持ちながらブラブラしていたら『写真撮って下さい』と声をかけられた。
一瞬 「んっ?」 と思ったけど、彼女のiPhoneを渡されて納得(笑)
では、1枚撮らせて貰って良いですか?と聞いたら二つ返事でOK。

この後、少し迷いながら目的地に到着するまでの間に、何人もの仮装集団に出会う。
東京と違っていつも閑散としている地方都市の夜。
それでも、こんな光景があちこちで展開されているという事実。

手元にある数冊の歳時記で「ハローウィン」を掲載しているものは無い。
唯一記述が認められたのがこちら。



ここでも、季語の欄ではなくて、行事一覧というところに「ハローウィン」の項目があり。
例句として
★赤き実に口染めたればハローウィン★榊倫代
というのが掲載されていた。

まだまだ季語としては定着されてはいないだろう。
ってか、自分もハローウィンってなんだ?みたいな状態ではある(笑)
ハローウィンを季語として俳句を量産して、どこかに掲載されたら。
必ず引き合いに出される句になるかも。

それはつまり、「万緑」を作った草田男のように
★萬緑の中や吾子の歯生え初むる★中村草田男

ちょっと狙う価値あるかもよ?(笑)


[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/500
絞り:3
F値:f/2.8
ISO:800
WB:白熱灯1
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
エフェクト:ポジフィルム調

この写真は良く見るとボケボケなんだよね。
早く写さなきゃって意識が働いたのがその原因。
仕方無いのでカメラ内RAW現像で少し手を入れて仕上げた。

もう1枚撮った方がピントがあってるっぽいけど。
真ん中の子が残念ながら下を向いているのだ。

こちら ↓




カメラも、もっともっと数を取らないと上手にはならないんだろうな。
などとしみじみと感じるハローウィンであっった。





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黄落や移動図書館動き出し

俳句ポスト 第87回兼題「黄落」で「人」に選んでいただきました。
何となく順調に人に返り咲き(笑)
ここ最近は「並」に選ばれるよりも「人」に選ばれている回数が多くなってきたような。

これは多分、無意識にというか意識的にというか。
ともかく「並」じゃなくて「人」に選ばれるような句を作ろうと思っている証拠。
で、選んでいるのは組長(=夏井いつき先生)一人。
ということは、組長の選に入る工夫を続けているって事に他ならない。
これって、結社の一員?って事だよなぁ。

かつて、高浜虚子の選に入りたくて全国の俳人たちがホトトギスに投稿していたように。
形は違っても同じような状況が作られているわけで。
「天」なんかは、ようするに巻頭句みたいなものだろうし。

俳句ポストを入り口に「100年俳句計画」にも辿り着くわけで。
こちらに投稿が始まったら完全に結社のメンバーとも言えそう。
それはそれで良いんだろうな。

自分は、信毎の「フォト×俳句」からスタートしていて、勿論今も軸足はそちらにあるわけで。
それでも、俳句を学ぶのに結社に入った方が良いと何人かに言われたりもした。
偶然ネットで見つけたとらをさんの俳句に魅せられて、真似して俳句ポストに投稿し始めて1年が経つ。
そうこうしているうちに、組長はテレビで有名人になってしまったし(笑)
そして、それを嫌がる組長にさらに魅力を感じたりして。

ここで一句
★冬隣辿り着いたらいつき組★山走子


冬隣辿り着いたらいつき組

ってなわけで、こんな所にも記入してみたり。

いつき組

確か、組長は誰でもいつき組を名乗っても良いと言ってた筈。
同人では無さそうなので、会員という区分で。



[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/500
絞り:3
F値:f/2.8
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
エフェクト:無し







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進む足止まる足あり秋の山
ヤバイなぁ・・・完全に風邪引いた。
ここのところ、とんでもなく寒い日が続いたのがいけなかったか。
この年になってくると、一度風邪を引くと回復までの時間が長い(泣)

週末はカメラをもって長野の里山をウロウロしようと思ったけどダメかな。
ってか、クマがあまりにも多く出没しているようで怖くて山に行けないけど。

この作品はフォトコンに出して選外になったもの。
戸隠トレランレースの時の一コマ。
レースだと、同時に多くの人が山に入るのでクマの心配もあまり無いと思われる。
そういう意味でレースは安全に山を楽しむ一つの方法でもある。

特に順位とかタイムなんか気にもしてないので。
こうやって写真を撮りながら制限時間無内にゴールすれば良い(笑)



[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/1000
絞り:4.3
F値:f/4.5
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:-0.3
エフェクト:無し




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漁船行く鰡の群れなど蹴散らして
俳句ポスト 第86回兼題「鰡」で「並」に選んで頂きました。
鰡にまつわる思い出は悪い事ばかり。
以前、クロダイを狙って週に5日くらい海に通っていた時代があった。
秋になるとクロダイの数は上がるのだが、それと同時に鰡も増える。

当時、団子釣りをしていて、本命のクロダイと鰡はだいたい似たような条件でおびき寄せられる。
鰡は場合によると50㎝くらいのサイズで大きいので掛かった時の引きも当然強い。
喜んで、リールを回してくると、あの忌々しい顔を見ることになる。

あるいは、鰡は釣れるといより、掛かる事が多くて。
その度に海面が荒れるというかなんというか。
周りでクロダイを狙っている釣り師達から冷ややかな目で見られる。

タモ入れでもたもたしていると、あからさまに文句言いたそうな釣り師も現れたり。
とにかく鰡はある意味天敵だった(笑)


 [写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/500
絞り:3.4
F値:f/3.2
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
エフェクト:無し





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秋の夜や耳鳴り少し手酌酒
フォトコンに投稿して選外になった作品。
上五を切れ字の「や」で切る。
中七と下五で意味が通っていれば三段切れとは言わない。

手酌酒で日本酒を飲んでいる時になんだか耳鳴りがしたって意味なんだけど。
これって表現の仕方としては三段切れのようにも思える。
どうなんだろう?

それと、季語の説明になっていると言われればそうかも知れない。
「秋の夜」で寂しいから一人で手酌酒。
っていうか、多分これって類想類句が多そうだなぁ・・・
と、今になると思える(笑)

 [写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/6
絞り:3
F値:f/2.8
ISO:800
WB:自動
露出プログラム:プログラムオート
露出バイアス:±0
エフェクト:無し



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