こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2015年06月

ノジコ (1 - 1)

ノジコ 初見 夏の季語
環境省のレッドデータでは準絶滅危惧種とか。
なのに、しっかり歳時記に夏の季語として出ている。

★野鵐なり森の水甕の水揺らりしは★千代田葛彦


撮影している時はてっきりアオジだと思っていた。
鳥って羽の感じが時々変わるので夏になってこうなったのかな?と。
でもどうもチョット違うよなと某所で訊ねたらアオジでは無いと。

ノジコ (1 - 1)-5

アイリングと言って目の周りに白い部分があるのが判ると思うけど。
これが区別化するときの一つの目安。
アオジにはこれが無くてもう少し黒いんだよね。

ノジコ (1 - 1)-2
 
今になって思えばアオジと鳴き声が違っていたようにも思える。
この鳴き声をしっかりと記憶出来ればもう少し鳥見のレベルも上がると思う。
この部分もまだまだ修行がたりないかな。

ノジコ (1 - 1)-4
 
歌っているノジコ・・・
この子の歌声もなかなかなものなのよ。

ノジコ (1 - 1)-3

ちょっと澄ました顔。
ってか眠そうな顔か?
森の中は全体的に暗くていよいよ自分のカメラの限界を感じてきた。
そろそろ買い足す時期かな。

 

苦しさもゴールありきや夏の旅
ロッキンベアー黒姫トレイルランレースに参戦してきた。
今回も去年に引き続きロング36㎞を無事完走。
とは言え相変わらずの鈍足で制限時間いっぱい使ってのゴール。

IMG_20150627_174036_1

制限時間が8時間のこのレース。
優勝タイムが2時間59分34秒。
優勝するような人のタイムは全然参考にならないんですけどね(笑)

俳号の山走子っては趣味のトレランから来ているわけで。
そこに去年から鳥見が加わったので今では鳥見山走子(笑)

黒姫トレラン (1 - 1)-3

出だしがゲレンデ直登なので、ここでそもそも息が上がる。
どの大会に出てもゲレンデ登りは好きじゃないんだよなぁ。
コースレイアウトとしては、この登りで一気にばらけさせる意図があるみたい。

黒姫トレラン (1 - 1)-2

とは言え、こんな景色の中を走れるのはトレランならではの醍醐味。
足元もフカフカの極上トレイルなのである。
アスファルトを走るマラソンとは全く違うのがここだろうな。

黒姫トレラン (1 - 1)-4

これが名物のモンスターヒル。
とにかく自分は登りが苦手。
足がすぐに死んでいく(笑)

黒姫トレラン (1 - 1)-5

第一関門手前の景色。
ここ急な階段になっているんだけど、降ったのは初めてだな。
去年は逆周りだったので登りでした。

黒姫トレラン (1 - 1)-8
 

今回の一番お気に入りのショットがこれ ↑ なんとも幻想的な景色。
撮影は全部RICOHのGR。
雨の予報だったので直前までどうしようか迷ったのだけど。
やっぱり相棒というところでチョイス。



山を駆け巡り鳥の囀りを聴きながら写真を撮して俳句を捻る。
どんだけ贅沢な趣味なんだと自分でも思う今日この頃(笑)



フォト俳句の写真データ[写真解説とデータ]

カメラ:RICOH GR

露出時間:1/1500
絞り:5.6
F値:f/5
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:絞り優先 
露出バイアス:±0
Lightroom6 for Mac


山笑ふ双眼鏡のまるの中
俳句界は写真俳句のコーナーが目当て。
なので、俳句単体は投句したりしなかったり。
実際の所、投句してから掲載されるまでかなり時差があるので季語まで変わってしまう。

今回はこの句
★山笑ふ双眼鏡のまるの中★鳥見山走子

この句は、どうしても合わせる写真が無くて、仕方無く俳句単体で投句したもの。
今でもどの写真を合わせのが良いか解らないけど。

選んでくれたのは、以下の三人の先生。
稲畑廣太郎さん
佐藤麻績さん
西池冬扇さん 

何はともあれ三人の人に佳作に押されるってのは嬉しいぞ。
もう少し俳句にも力をいれようか。

それから兼題 「海」
★海水を運ぶトラック風光る★鳥見山走子

これを選んでくれたのは、山下美典先生
兼題ってのは、しばりがあって面白いと言えば面白いのだけど、季語以外のところに兼題があるってのは結構難しいものだと思ってしまう。

最後にここを直せば入選のコーナーにも掲載された。
添削してくれたのは、夏石番矢先生。

IMG_20150625_190830
 

「真下で見上ぐ」って表現は変だよな。
ってか「見上ぐ」って言葉は組長からもいつかチェックされたような(^_^;)

でもなぁ・・・
「真下から見る」ってのとはチョット意味合いが違うんだよね~
言いたいのは見上げている時の首の痛みとか呼吸の苦しさなんだよね。


なんだかんだ言っても自分の俳句が3句と写真俳句が一つ掲載されてるんだから文句は無い(笑)



 

緑陰や耳欹てる九十九折り
俳句界7月号 写真俳句で優秀賞に選んでいただきました。
季語は「緑陰」
よみは「りょくいんやみみそばだてるつづらおり」

無理して難しい漢字を使った甲斐があったか(笑)

二ヶ月連続掲載は嬉しいな。
先月はスズメで今月はキビタキです。
この句の写真がキビタキでなければならない理由もないのですが。

この季節に山に入って一番聞こえるのはキビタキの声だったんですよね。
その後、オオルリとかオオヨシキリとかに移っていくのですが。
ちなみにキビタキは夏の季語なので季重なり?(笑)

俳句界7

この講評は見事に情景を再現してますね(笑)
やっぱり鳥見とフォト俳句は親和性が高いって事かな。

ところで、俳句界7月号には俳句単体のものもいくつか掲載されてます。
追々ここにアップして行くことにしましょう。
俳句界の写真俳句は当月15日締切で翌月25日発行号に掲載。
俳句の方は当月末日締切で翌々月25日発行号に掲載。
一ヶ月のズレが出る。

自分の名前と作品が掲載されても、何時出したものかピンっと来なかったりして(笑)
いずれにしても、写真俳句の方が掲載スペースが圧倒的に大きいわけで。
やっぱり狙いはここだな(爆)


 

チョウゲンボウ (1 - 1)-5

気がついたら、またまたブログを放置していた(笑)
最近はなかなか鳥の写真も増えず。
この季節は木が茂ってしまい鳥の姿が見えにくいってのが一番の原因。
どうやら鳥見は冬がオンシーズンなんだと理解する。

チョウゲンボウやハヤブサのヒナが孵ってそろそろ賑やかになる。
ので時々ここに通う。

チョウゲンボウ (1 - 1)-6
 
鳥の写真は、いかに鳥との距離を詰めるかが勝負だ。
お金が腐るほどあれば超望遠高級レンズを買うのもありだけど。
手持ちでだんだん寄っていくのが好き(笑)

チョウゲンボウ (1 - 1)-7
 
が、あっという間に気がつかれて逃げられる。
後ろ姿を写すのが精一杯。

チョウゲンボウ (1 - 1)-8
 
いっそこっちに向かってきてくれたらカッコいい写真になるのだけど。
って、そりゃ無理だよね。

チョウゲンボウ (1 - 1)-9
 
飛び立つ瞬間は連写で追える。
まだそれほど速度は無い。

チョウゲンボウ (1 - 1)-10

川面を飛んで行くチョウゲンボウ。
もう少し高感度のカメラだと綺麗に写るんだけどなぁ・・・




このページのトップヘ