こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2016年02月

にがつじんいそじにとどくめっせーじ
久しぶりに心が震えた。
作品の写真に使わせて貰ったのは写真家のハービー山口先生。 
自分に向かって語られたような錯覚というのだろうか。
まぁ、このタイミングでこの話を聞く事が出来たのはやっぱり必然で必要でベストなんだろう。



ハービー山口という名前は恥ずかしながら、このGX8の公式PVが最初。
これを見た時もカメラには意識があったけど失礼ながら写真家にはそれほど興味がなかった。
まぁ、前情報が全く無くて直接本人の話を聞く方が良いんだなと今回は思った。

本当は人を撮りたいという思いがあるのだけど。
最近は個人情報だとか肖像権だとか、そういったものがあるので諦めている。
そんな自分にとってハービー氏の話は突き刺さった。

後になって色々検索してみると、同じ内容の事が記されていたりするけど。
本人から直接聞けたのはホントにラッキーだった。

人を撮りたい。
その人の中にある歴史と希望を撮したい。
そのために必要なのはほんの少しの勇気。

若い頃に写真家を志したが生活のためにそれを断念しトラックドライバーになった人の話。
50歳を過ぎてやっぱりその思いが消えないというその人に伝えた事は。

そのままで写真家になれば良い。
トラックに乗りながら、トラックの運転台から見える景色があるはず。
そこにいるその人にしか見る事が出来ない景色がそこにある。
それは、ひょっとすると全部がガラス越しの絵かもしれないし、場合によったら何時でもワイパーが引っかかったままの絵かも知れない。
しかし、それがオリジナリティだ。
それまでの人生はその景色を映し出すための準備期間だったんだと思えば良い。




まぁ、そんな話を聞いた後だからっていうかなんというか。
すっかりハービー山口氏の弟子になった気分で勝手に気持ちが盛り上がる。

早速ちゃんと声をかけてお願いして写真を撮る練習(笑)
もっとも、ここでは断られる事はほぼ無いのだけどね。
それでも『一枚撮らせて下さい』って口に出すのは、ほんの少しだけ勇気が要るわけで。

CP+ (1 - 1)-3

モデルさんの仕事も大変だよなぁ・・・などと感心しながら。

CP+ (1 - 1)-4

まだ自分のカメラにそれほど慣れているわけでもなく。
瞬間的に設定を変えるとかの技も当然無いわけで。

CP+ (1 - 1)-5

山に入って鳥を見つけた時の感覚とほぼ同じなのが我ながら笑えるけど。
あちこちに、カワセミとルリビタキとエナガが停まっているような(笑)

CP+ (1 - 1)-6
 
もっと綺麗に撮せるようになりたいなぁと。

CP+ (1 - 1)

ようするに美しいと思う存在に素直に反応するというか。
まぁ、そういう事なんだろうな。

ハービーさんがテーマにしているような人を元気にする写真。
街の中にはたくさんのフォトジェニックな瞬間が溢れているんだよね。
モデルさんの写真も勿論良いのだけど。
日常生活の中にそんな瞬間がいっぱいあるわけで。
それを写真として残していく事が、写真に興味をもった、そしてハービーさんの話を聞いた自分の役割でもあるかも知れない。
などと勝手に思っているのである。



そしたら・・・「鳥見山走子」は「人見町走子」とかに変わるのか?(笑)
それはその時に考えるとして、もう一本ハービー先生の動画を。






さてさて、ここまで書いてきてチョット気になったのは。
この記事にアップした写真って法律的に問題無いのか?
ということ。
同じような事を気になっていた方のブログを発見。
なるほど、何となく「肖像権」「パブリシティ権」「住居権」が理解出来た。

今回のCP+でのモデル撮影に関しても書いてくれている記事も発見。
とりあえず、CP+のオフィシャルサイトで撮影の許可は出ている
まぁ、もろもろ総合的に判断してこのブログの記事程度であればOKかなと判断。

直接指摘されたら削除しましょう。



[俳句自解]
こういう俳句は自分だけの記録というか、日記俳句の真骨頂だな。
後でこれを見返したときに、あの時に涙が出そうなほど心震えた体験が蘇ってくる。
他人の評価はきにせず、これはこれで、こういう記録の仕方は良いと思う。


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA NOCTICRON 42.5mm/F1.2
シャッター速度:1/400
F値:1.2
ISO:200
WB:オート
露出プログラム:絞り速度優先
Lightroom CC2015 for Mac





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はるのとりきょねんとおなじえだになく
アトリ 全長16㎝ スズメより大きくホオジロより小さい冬鳥。
俳句では秋の季語となっている。
 
アトリは大きな集団を作る鳥のようで。
その数は数万羽になることもあるようだ。
それほど大きな群れには出会ったこと無いけど普通に群れている(笑)

アトリ (1 - 1)

アトリもやっぱり自分の中では春を感じる鳥だな。

アトリ (1 - 1)

オスとメスではまた様相が違う。
今回はオスしか撮れなかった。
メスはなんというか、オバチャンっぽい顔立ちだっりする(笑)
こちらがメス ↓

アトリ (1 - 1)-2



アトリ (1 - 1)-2


何はともあれ、数羽でいてくれる分には可愛らしい鳥ではあるけれど。
これが数万羽で来られたら流石に恐怖を感じるかもしれない。
空が真っ黒になる感じだろう。


[作品自解]
あれ?ここって同じ場所で去年も撮ったような・・・・
という実感からスルリと出て来た十七音。
まぁ「春の鳥」でも「夏の鳥」でも対応可能だと言われそうですけど(笑)


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/5000
F値:4.0
ISO:400
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac 


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ますくしてうたうしょうわのりゅうこうか
俳句界の兼題 「流」 で佳作に選んでいただきました。
選者は田島和生先生。
もちろん、写真は出して無いので後から付けたものです。

兼題で一文字を指定されて作る俳句は実は好きだったりします。
完全にパズル状態(笑)
もともとそういう作業が好きなんだと思うけど、俳句だと俄然やる気が出てくる。

実は3月号の兼題はもう一つも佳作に選んでいただいています。

★流し目の女を見てる冬帽子★鳥見山走子

こちらの選者は田中陽先生です。
まぁとにかく、一文字指定の兼題に関しては完全に創作俳句になりますね。
写生というわけにはいかない。
なので色々と頭の中をこねくり回して編集する作業です。


いずれにしても、俳句界の3月号は写真俳句を含めて4つも掲載していただきました。
2月は信毎がボツだったので、こちらでかなり気持ちを持ち直しました(笑)
まぁ何はともあれ新聞や雑誌に作品が載るのは単純に嬉しいわけであります。
ミーハーなのであります。



[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA NOCTICRON 42.5mm/F1.2
シャッター速度:1/1250
F値:1.2
ISO:200
WB:オート
露出プログラム:絞り速度優先
Lightroom CC2015 for Mac







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ふゆぬくしがらすけーすのにほんがみ
俳句界3月号の雑詠で佳作を頂きました。
選者は茨木和生、大串章、西池冬扇の各先生。
同じ句を3人の人に選んでもらうと、なるほどこういう句は受け入れられるのねと理解が進む。

俳句としては、組長がよく仰っているけど、いかに明確な絵が見えるかがポイントとなるのだと思う。

それはつまり、今回のこの句であれば、この写真なんかがまんまだと考えられる。
なので、「フォト×俳句」としては完全に附き過ぎという結果。
「フォト×俳句」はここでもう一ひねりが求められる。

そこが好きな理由の一つ。

なので、この句を作った時に「フォト×俳句」にはしなかったんだよね。
どの写真をセットして良いか自分でも解らなかったから(笑)


[俳句自解]
投稿の時期から思えば、この写真の方が後で撮しているので何か違うものを見て作っている筈。
かなり前の話なので自分でも作句の経緯を覚えていないや。
外は寒いんだけど、冬の日を浴びた人形の表情が穏やかだった。って感じ。


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025
シャッター速度:1/400
F値:2.5
ISO:800
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac



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えきまえのきたかぜおことわりのみせ
この作品は自分のかなりお気に入りの一つ。
最初に発表したのは自分のこのブログなんだけど(笑)
これをアップしたのが1月12日で、俳句界の写真俳句の締切が1月15日だったの。
だいたい、いつでも締切ギリギリで間に合ったり、間に合わなかったり。
この時はもう出すものが無いからと諦めかけてたんだけど。

これ ↓ を思い出した。

IMG_20160222_103209

 
そうだ、俳句界の写真俳句って既発表可だった。
自作ならOKじゃん。
って事で、この時お気に入りのこれを投稿したら3月号で優秀賞を貰った。
久しぶりの雑誌掲載だ。

俳句界 (1 - 1)
 
実はこれに気がついたので、先月もこのブログに先にアップしたものを投稿している。
一ヶ月の間でブログにアップしたものの中から自分のお気に入りを俳句界に送りこむ作戦(笑)
これは効率も良いし、自分の選句眼を確認する事も出来る。かも。

今までもブログにアップしたもので、どこかに出せば良かったなぁというのが何点かあって。
まぁそれはそれで仕方無いかなとも思ってたんだけどね。
この方法だと、とりあえず俳句界で生かせる。

[作品自解]
この写真はとにかく『手動』と書かれた手書きの札がポイント。
どうやら選者にそれが伝わったようで嬉しい。
しかも、この句って憧れの句またがりだったりするから二重に嬉しいぞ(笑)
さらに、この写真は新しいカメラGX8で撮った写真で初めてのメディア掲載になった。
二重三重の目出度さだ。
そう思ったら、どんどんこの作品に愛着が増してきたなぁ。
自分の代表作として位置づけても良いかも。
ん?そう言えば似たような絵柄のものもあったような。
暖簾を自分の作品テーマにしようと今決めた(笑)


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA NOCTICRON 42.5mm/F1.2
シャッター速度:1/160

F値:1.4
ISO:200
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac






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