こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2016年02月

のをやけばちへいせんまたのびにけり
かつて、あんなに気になって、一生懸命になっていた俳句ポスト365だが。
投稿が隔週になった事や、発表の時間がグダグダになった事や。
なんか色々重なって自分のリズムの中から消えて行った。

そう言えば「野焼」の回は投句した事を思い出して久しぶりにページを開けた。
YouTubeをみながら作ったこの句だが、夏井いつき組長の人選をいただいた。
ありがとうございます。

久しぶりに俳句ポストを開けたので、ついでに色々読んでみたけど。
まぁ、世の中には色んな人がいるもんだとビックリ。
俳句の兼題に「野焼」を出すのがいけないと、くってかかるような人。
なんだかなぁ・・・

変な正義感みたいなものは、とんでもなく邪魔なものだとこの歳になると感じるわけで。
まぁ、人それぞれだから、それはそれで良いんだけどね。
不思議だ。


[作品自解]YouTubeにかなり大がかりな野焼きの現場の動画があって。
それを見ていて出て来た句です。
で、火曜日の俳句道場を読んだ後に写真と合わせました(笑)
今は色々な法律で野焼きは原則禁止らしい。
写真は東京中央区のマンホールだけど、こんなところで野焼きなんてしたらすぐに捕まるだろうな。
ってか、放火だし(笑)



[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025
シャッター速度:1/250
F値:5.6
ISO:800
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac







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とうきょうをみおろすそらやあさきはる
月間フォトコンに応募して最終予選となった作品。
フォトコンの「フォト×俳句」は、
ボツ→最終予選→佳作→入賞→優秀賞→中谷賞
という序列。

入賞から作品が掲載される。
そういえば久しく雑誌掲載されていないような (泣)
まぁ、掲載メディアとしてこのブログがあるから良いんだけどね。
と、強がってみる。

[作品自解]
はとバスのフロントガラスに映り込んでいるのは東京タワーと青空。
これがなかなかオシャレかなと。
画面の左上の空はそれほど青くないのがポイントなんだけどね。

俳句だけだと、それほど面白く無いけど、写真と組み合わせると良いと思うのだが。
残念。

[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025
シャッター速度:1/4000
F値:1.4
ISO:200
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac







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さえかえるこくどうにまたながきれつ
天気予報通りに一日が過ぎていく(笑)
最近の天気予報は精度が高くなってきているような。
午前中は吹雪だった。
まさに「冴返る」って感じ。

移動で国道を走っていると渋滞に。
って事でこの十七音が出て来た。
ここに、どんな写真を付けようかと考える。
珍しく俳句が先に出来たケース。

実際の渋滞している国道の写真じゃあねぇ。
いくらなんでも付き過ぎと言われてしまう。
「フォト×俳句」の肝はとにかく、写真と俳句の距離感なわけで。
どれだけオシャレに組み合わせられるかが試される。

で、ちょうどここ数日ブツ撮りに嵌まってまして。
というのは、これを ↓ 買ってしまったのが原因。

 

写真の撮り方というか、カメラの操作は覚えるにはかなり良いかも(笑)
風景とかだと現地でカメラ操作を色々考えているのは勿体ない。
鳥なんか、その間に逃げちゃうしね。
まぁ、それが一番の理由でカメラの練習材料にと買ったんだけどね。

ビー玉 (1 - 1)-5


ちなみに、このビー玉はマラソンの完走対策で買った物。
なにが何の役に立つようになるか判らないものだ(笑)
そしてブツ撮りって案外面白いし奥が深い。
自分が写真の事とかカメラの事を知らないまま済ませて来たことがよく解る。

今までずっとコンデジだけで来ちゃったから知る必要も無かったって事だけど。
レンズ交換出来るカメラを使おうとすると、様々な事が起きてくる。

ビー玉 (1 - 1)-3

 こんな ↑ ボケボケの写真は簡単に撮れると思っていたけど。
しばらく格闘して、ようやくこの絵になった。
こういうのも、なんとなく段々判ってきた。

ビー玉 (1 - 1)-4

背景をグレーからブラックに変えるとこれまた面白い。
こんな事をして遊んでいると、あっという間に時間が過ぎていくわけで。
とは言え、ブツ撮りが上手になったら「フォト×俳句」の作品の幅も広がるような気がしている。

色々やってみて判った事がある。
報道写真のようなものは違うだろうけど。
鳥の写真は報道写真に限り無く近い(笑)

「自分が何をどう撮したいのか=表現したいのか」 が、とにかく大事。
で、そのためにどのレンズでどう写すのかをセレクトする。
今更ながらここが腑に落ちた。

[作品自解] 冴返って吹雪になった朝。国道は渋滞していた。
って、俳句だと説明って事かな?
理由を十七音にしてはいけないとか、誰か言ってたような。
その辺りに区別化も今は判らないや。


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025
シャッター速度:1/200
F値:1.4
ISO:200
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac





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やまわらうぼくとあいつのばかしあい

前にも書いたけど、「山笑ふ」という季語が大好き。
手元の歳時記によると、『春の山の明るい感じ』とある。
春だからというのが理由ではなくて、基本的に山国で暮らしているので雰囲気を掴みやすいというのがその理由だったりする。

それにしても、普通にタヌキがいる生活ってのはどうよ(笑)
どうよっていっても、どうって事もないだろうけど。
こちらが動物を見つけるのが得意なのか、向こうがこちらに会いにくるのか。

タヌキ (1 - 1)-2

そんなこと関係ねぇよと、何気に通り過ぎていく。
逃げる感じじゃなくて普通に歩いてたな。
絶対に単なる散歩だ(笑)

さてさて、そりゃそうと。
俳句を難しくさせて、それから面白くさせてくれるのが文語文法と歴史的仮名遣いだ。
最近、写真の参考書ばかり読んでいて俳句に関して疎かになっていたけど。
今日の俳句を歴史的仮名遣いで表記しようとすると。
なんだかイマイチというか、全く自信が無くなってくる。

現代的な読み方としては。
★やまわらうぼくとあいつのばかしあい★鳥見山走子
と、なるわけだけど。
頭の中でこのフレーズが出来上がって文字に起こそうとする。
季語の「山笑ふ」は何度も使っているから、「う」じゃなくて「ふ」だと分かる。
とすると、以下もそれに揃えなきゃ行けなくなってくるから辛い。

最初に気になったのが、下五の「ばかしあい」の表記。
i 音というのは確か注意しなきゃいけないポイントだった筈。

私の国語教室 (文春文庫)
福田 恒存
文藝春秋
2002-03


だいぶ前に買って途中まで読んでストップしていたこの本を思い出す。
この本は全編歴史的仮名遣いで書かれていたりする。

で、その140ページに解説があった。
『五 [i] 音の表記  本則  [i] 音が語頭にある場合は主として「い」と書き、語中語尾にある場合は主として「ひ」と書く』

とすると・・・「化かし合い」では無くて「化かし合ひ」となるわけかな。
で、ここで終わりにしようと、もう一度みたら中七に「あいつ」という言葉を発見(笑)
あれ?これも解説通りだと「あひつ」になるって事?
よく解らないけど、とりあえず教科書通りに表記しておいて、誰かに指摘されたら直す事としよう。

なんか、ここはおかしいよなぁ・・・と、思ってたのよ。
アップして自分で見て、どうもこりゃおかしいと。
で、ネットで色々みてたら歴史的仮名遣い辞典というサイトを見つけた。
これによると「あいつ」=「あいつ」のままらしい。

歴史的仮名遣いに関しては、書かれているものを読むのはほぼ100%可能だと思う。
ただ、書こうとすると情けなくなるほど怪しくなってくる。
ここに文語文法がジョイントされてくると、ほぼお手上げ。

だったら、現代仮名遣いで口語文法でやればと思うけど。
せっかく俳句作るんだから、文語で歴史的仮名遣いの方がカッコいいしな。と(笑)


なので・・・・
いないとは思うけど、このブログを俳句作りの参考にしようなんて絶対思わないで下さいよ。
素人が自己満足だけで作っているものだからね~
全然あてになんないからね~(笑)

日本語を知らない俳人たち
池田俊二
PHP研究所
2005-02-19


これなんか、結構辛辣に書かれちゃっているけど。
俳句歴が長くなってくると、ちゃんと勉強してないと恥をかきそうだよな。
自分はまだ3年目だから初心者で通るけどね。


[作品自解]化かし合いというか、どっちが見ている方で、どっちが見られている方かってな事を表現したかったんですけどね。
自然の中に入ると人間もまた彼らと同等だからね。
更に大きな存在の元で遊ばせて貰っている感じ。


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/1250
F値:4.0
ISO:800
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac 






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さえずりをおいかけてやまめぐりけり


ミヤマホオジロ
バーダーの間では憧れの冬鳥という扱い。
俳句の世界ではホオジロの傍題で春の季語。

ミヤマホオジロ (1 - 1)-2

今年はラッキーな事に何度か遭遇出来ている。
しかも至近距離。
この鳥も目の周りが黒いので目玉にキャッチアイを入れて写すのが凄く大変。
今回はうまく撮れたのが多いから嬉しい。

ミヤマホオジロ (1 - 1)-4

都会のバーダーさん達にはミヤマホオジロってだけで凄いらしいけど。
そこに雪が加わると超あこがれとか。

さらに・・・・(笑)

ミヤマホオジロ (1 - 1)-6

 二羽でシンクロ~
どうよどうよ(笑)
田舎で暮らす人の豊かさ炸裂だ~
自宅から車で10分くらいの場所にこの鳥さんたちがいるのだ。


で・・・・さらにさらに。




今回は動画まで撮っちゃったりして。
久しぶりに動画を撮ったので、設定というか撮り方を忘れてる。
どうやってピントを合わせたっけ?みたいな(笑)


[作品自解]だんだん鳴き声を覚えてくると、その鳴き声を頼って山の中を巡るのですよ。
写真を撮るバーダーさんたちは大きく二つに分かれる。
一つは一箇所でじっとして目的の鳥が出てくるのを待つタイプ。
もう一つは機材を持ってあちこち動き回るタイプ。
自分は後者。
なので、あまり機材を大きくしたり重くしたりしたくないのである。



[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/4000
F値:4.0
ISO:800
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac 



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