まるきめではこぶものありとしのくれ
ヤマガラ(山雀)
季語としては夏の鳥だけど、留鳥なので年中どこでも見られる。
この「ヤマガラ」と「シジュウカラ」「エナガ」はだいたい3種混合で移動というか暮らしているような。
自分的には「御一行様」と呼んでいる。

さて、このヤマガラだけど。
本来だと小型で警戒心の強い鳥なんだと思うのだが。
明治神宮に行くと完全に餌付けされた状態だ。
ちょっと気の毒なような・・・まぁそれが逆に逞しさなのかも知れないけど。

ひょっとして、人間も都会で暮らすって事はそれに近いのか?
などと考えたりして。

上の写真でヤマガラに餌をやっているのは通りすがりの外国人のお嬢さんだし(笑)


ヤマガラ (1 - 1)-2


山の中では動きがチョコマカと速いので撮影も難しかったりするのだけど。
ここでは簡単に写させてくれる。
モデルさんのようなもの(笑)
かなり近くに寄れるから。
中には手乗りヤマガラをもう一方の手でiPhoneで撮影してる人もいたりして。

ヤマガラ (1 - 1)-3

落葉の中で何気に保護色?
こういう構図も面白いかもね~と、パシャリ。
結構、自由なアングルで撮影を許される(笑)
アップだってこの通りバッチリだ。

ヤマガラ (1 - 1)-4

そもそも、今回は仕事で東京入りしているので、鳥を撮る予定も無く。
それはつまり、それ用のカメラは持っていないということ。 
今回手元にあったカメラはホント小さなコンデジ。
Panasonic TZ60というお手軽カメラ。 
小さいのだけど、ファインダーが付いていて高倍率ズームのカメラ。
既に新モデルが出ているので生産終了。

いつでもバッグに入れておけるので、こういうカメラは便利と言えば便利。


[俳句自解]
ヤマガラが忙しそうに餌を採りに来る様子と年末の慌ただしさを重ねて詠みたかった。
最初に出来たのが
★忙しく運ぶものあり年の暮★
これだと、上五の「忙しく」って言葉が多分NGワードかな?と気付く。
つまり季語の「年の暮」の本意の中には「忙しさ」だとか「慌ただしさ」なんかは当然に含まれているわけだから、それをさらに表現するのは蛇足の極地みたいな(笑)
結社とかに入っていると主宰や先輩からこういう事を指摘されながら覚えるのかな?
自分は自分で考えているだけだから、これが合っているかどうかも判らないや。

あとは、餌付けされたヤマガラに対しての思いなんかも詠みたくなるけど。
これは例の、道徳観・倫理観・教訓になりそうなので止めた。


 [作品写真データ]
撮影日時 2015/12/11
カメラ:Panasonic DMC-TZ60
露出:1/160
絞り:
F値:6.4
ISO:1600
WB:オート
露出プログラム:
Lightroom CC2015 for Mac

 
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