春風や名も無き人のままが良い

俳句ポスト火曜日、今週の俳句道場 今はここで組長(=夏井いつき先生)が語る言葉が最大の学びの場所になっている。
自分はと言えば、毎週の兼題の投句の時にコメントをなるべく書き込むようにしている。
それに対して組長からのコメントが一週間を通してどこかで頂ける。
今は、並とか人とかで喜んでいるレベルには達していない。
直接何かを聞く事が出来る仕組みなんてそうそうないので有り難い事だ。

ついでに言えば、月曜日から金曜日まで全てに掲載されるという目標もあったりして(笑)
あと月曜日に載れば累積では達成。
幸いな事に一度 「地」 を頂いているので金曜日掲載はクリア。
そういう意味では同じ一週間の中で全部コンプリートしたらそれはそれで凄いな。

それはそれとして。
今週火曜日の組長のお言葉


●YouTubeの動画を見ながらの写生句(?)色々言葉が浮かんできますが推敲のポイントが自分では掴めない。一度十七音でまとめてしまうと、どうしてもそこから抜け出せなくなります。/山走子

○ 季語の映像を探してのネット吟行は手軽ではありますが、画面の外フレームの外から眺めているだけではただの「視聴」であって、「吟行」ではありません。画 面の中に自分が入っていって、横から裏から上から角度を変えてみた時に何が見えるだろうか、この現場はどんな気温でどんな風が吹いてどんな日射しがあって どんな匂いがするのだろうかと、語感で「吟行」する必要があります。
 そんな「ネット吟行」がありありと出来るようになるためにも、「語感を耕すリアル吟行」を積み重ねておくことが肝要です。


これは、なかなか深いし解りやすい指摘をいただいたと感心。
さすが組長だ。
「吟行」と「視聴」か・・・メチャメチャ納得。

それと、この組長コメントにある「語感」という言葉。
最初これは「五感」のタイプミスかと思ったけど「語感」で正しいようだ。
ここも大きな気づきをいただいた。
「五感」を駆使して「語感」を耕す。そのためのトレーニングには吟行が最適。
これが今後の大きなテーマだな。

視覚・聴覚・体感覚で一度神経系を刺激して脳中枢に入るこれが五感の役割
ここで一次の世界が作られる、これが深層部のマップ。
そして表層部に上げるときに人は言語を使うわけで、どの言語を選ぶかというのが語感の役割
磨かれた語感で選ばれ表現されるのが表層部のマップ。

アルフレッドコージブスキーが説くところの、「地図は現地では無い」という一般意味論。
前から思っていたのだけど、俳句は現地を示す一番小さなマップなんだよね。
で、より多くの人の体験に結びつくのが佳句の条件。
ここをミルトンエリクソンの催眠言語で展開出来たら多分パーフェクト!

普通の宗匠がするアプローチと全く異なった方法で俳句を考えるのも楽しい(笑)
入り口が少し見えてきたぞ。



[写真解説とデータ]
カメラ:SONY RX100
露出時間:1/160
絞り:
F値:f/6.3
ISO:125
WB:自動
露出プログラム:絞り優先モード
露出バイアス:+0.3




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