とうぼくをのりこえしさきやましたたる
「山滴る」という季語は是非使いたい。
大好きな山シリーズだ(笑)
その出典は北宋の画家郭熙の以下の言葉から来ているとか。
『春の山は笑ふが如く、夏の山は蒼翠として滴る如し。秋の山は粧ふが如く、冬の山は眠るが如し』 

夏の季語である「山滴」は、歳時記によっては載って無いものもあるし、多くは「夏の山」の傍題であったりもする。
それほど由緒正しい季語では無いのかもしれない(笑)

キビタキ (1 - 1)
 
写真の小鳥は夏鳥の代表選手のような「キビタキ」。
鳥見をする人達の中では人気の鳥の一つ。
とは言え、そこそこ数はいるようで、それほど頑張って撮らなくても良いかなとか(笑)

キビタキ (1 - 1)-4

諸々の条件が合った時だけシャッターを押しましょう。的な。
鳥見も数を重ねてくると、当初は証拠写真でもなんでもと撮していたものが変化してくる。
よりクオリティの高いものが欲しくなってくる。

キビタキ (1 - 1)-3

キビタキに限らずだけど。
とにかく天気が良くて光がふんだんにある午前中で、近い距離にいる鳥。
これがベストなんだろうなぁ(笑)

そして、あとは動きがあるものが欲しくなるのである。
ともあれ、「キビタキ」と季語の「山滴る」は良い取り合わせだろうな。
テキストと画像で季重なりではあるけれど(笑)

[作品自解]
森の中には結構大きな倒木があったりするのだけど。
その倒木が木道を壊して通行止めを作ったりする。
そしてこの句は、その倒木を超えた時に見えた景を詠んだもの。

[作品写真データ]
モデル:キビタキ
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/640
F値:10
ISO:5000
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
EXテレコン ノートリ
Lightroom CC2015 for Mac

*Exifデータを見るとISO5000とあるのだけど、ホントかな?
その割にはしっかりと写っているように思えるのだけど。
この写真の日は雨が少し降ってたんだよね。


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