俳句ポストの兼題「守宮」で「人」に選んでいただきました。
毎度毎度、俳句ポストの兼題には頭を抱える日々ではあります。
「守宮」と書いて「ヤモリ」と読むとは初めてしりました。
そんな具合なんで、色々思いを巡らせて出来上がったもの。
我が家でヤモリを目撃した事は一度も無く。
自分の記憶中にヤモリはひょっとすると無いかも・・・
何となく、テレビの映像等では知っているという程度。
ヤモリが天井やら壁を這い回っているイメージに何となくですが「天地無用」という言葉が重なりました。
なんで?と聞かれると困るのですが(笑)
正直なところこの句が「人」に選ばれるとは思わず。
寧ろ、今週「並」に選ばれたこちらの作品の方が良いかと(笑)
★天井の染みに重なる守宮かな★山走子
結果を眺めていると『天井』という言葉を入れた句は自分を含めて前後に5句ありました。
この辺が並が並である理由なのかな。
表現がどうこうでなくて、発想そのものが「並」であると。
天地無用なんて表現は何気に深層心理で強がっているのかな?
ホントは天地有用ってか、「クレクレ天地」「ギブミー天地」みたいな(笑)
[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/15
絞り:3
F値:f/2.8
ISO:800
WB:自動
露出プログラム:絞り優先
露出バイアス:+0.3
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コメント
コメント一覧 (4)
ポスト「守宮」お疲れ様でした~
なぜ?と聞かれても なんか。。好き!ってありますよね。
「取り合わせ」の作品は そういう感覚が楽しい。
「偶数は必ず割れて春かもめ」とか
「或る文字に妄想きざす蝶の昼」小川軽舟さん
私 こういった世界好きです。詠めないけど憧れる。
今回の「ダンボール」私は すごく良いと感じました。
「守宮落つ」と「天地無用」その。。なんか好き!です。
華子様に先越されました~(笑)。
ホントは天地有用ってか、「クレクレ天地」「ギブミー天地」と言う山走子様のコメント、大笑いしてしまいました。
いつも山走子様の文章は楽しく、仕事疲れも、俳句の悩みも吹き飛ばせてくださいます。ありがとうございます。
遅くなりましたが、信濃毎日入選おめでとうございます。
実は、清子には「並びて」の意味がわからなかったのです。。。
坊城俊樹氏のコメントを見て、二人が並んで写真を撮っているということがやっと理解できました。
奥深い句だと思いました。
取り合わせの句に関してはまだまだ自分は手探りですね。
軽舟さんの「偶数は・・・」に関しては本人の解説の中にこんな記述がありヒントになりますね。
『論理で詰まった人の頭の中の結び目をふっと解いてみせるような句を作ってみたいと思う。偶数が必ず割れるのは論理だが、「春かもめ」への飛躍は論理ではない。その飛躍に詩としての必然を感じられれば結び目は解ける。』
その飛躍に詩としての必然・・・
ここが、まだまだ全然届かない領域なんだろうなぁ。
信濃毎日新聞は地元の新聞なので、やっぱり載ると単純に嬉しいのですよ(笑)見ている人も多いからその日の話題になりますからね。
俳句ポストは、トレーニングジムみたいなものかな(笑)