たい焼きを両手にのせて初時雨    山走子
たいやきをりょうてにのせてはつしぐれ

R0014931

毎週水曜日は俳句ポストの投稿締め切り。
今週の兼題は「初時雨」で冬の季語だ。
俳句ポストの良い所は、兼題が提示されるので、それについて考えることが出来る。
なかば強制的に考えざるをえない。
俳句歴の浅い自分にとっては格好の練習材料なので果敢に挑戦している。

しかも、この俳句ポストの面白いところは、「天」「地」「人」「並」・・・
と、序列をつけてくれるところ(笑)
今、自分は「並」なのでなんとかして人になろうとしているところ。
サイトでは人になれない人以下をベムベラベロと興じている。


そしてここでは一週間通じて俳句を楽しめる工夫がなされている。
月・火は俳句道場などを通して「並」にさえ入れない句を紹介していたり。
その中で、季語に関しては講談社の新日本大歳時記を底本としている。とあった。
こりゃ、人になるためにはこれを求めるほかないな。と思った。
のだが・・・これって16,000円もする (゜o゜;



さてさて、どうしたものかと考えていたら、なんとラッキーな事にヤフオクにこの本が出品されていた。しかも新品未使用。
俳句の神様は私に味方しているようで。
無事にメチャメチャ格安で落札することが出来た。
こんなラッキーな事ってそうそう無いような気がするのだが。

実は大型の歳時記に関しては、フォト×俳句を始めて早々にこちらを入手している。

日本の歳時記
宇多 喜代子
小学館
2012-01-25


これで大型本と言われる歳時記が二冊揃った。
さらに・・・俳句ポストで「鵯」とか「百舌鳥」なんていう鳥系の兼題を出された事もあって。
時候系の季語はなんとかイケるのだが、鳥とか動物とか虫は苦手でっていうか分かんないので、それらに特化したこんな歳時記もついでに購入。

鳥獣虫魚歳時記 春・夏の巻
川崎 展宏
朝日新聞社
2000-11




もう、これらに至っては写真集というか図鑑みたいな感じで。
歳時記を超えたところで読んでいて非常にためになるというか面白い。
眺めているだけで豊かな気分を味わえる。

いったいこの調子でどんだけ歳時記が増えていくのだろう・・・・

ちなみに、普段使いはこちら。

合本俳句歳時記 第四版
一般書
角川学芸出版
2008-06-28


これ ↑ に、いたっては、紙のもの、AndroidアプリiPadアプリと3個も揃えた。
まぁ、歳時記をいくら増殖させたころで俳句が上達するわけでも無いだろうけど。
とりあえず、俳句環境に集中するってところでどうでしょ?


[俳句解説]
今週の俳句ポストの兼題が「初時雨」。
色々考えて投稿したのだけど、これは余ったものの一つ(笑)
初時雨の寒さや冷たさとたい焼きの暖かさを対比させようかと考えた。

「両手に挟む」なのか「両手にのせる」なのか。
寒くて手がかじかんだときに、たい焼きで手を温める様を表現したかった。
お参りするときに手を合わせるけど、その中にたい焼きが入っている状態。

・・・もっと良い表現があるのかな?

[写真解説とデータ]
俳句ポストはフォト×俳句でないので写真は不要。
たまたま今日、雨が降ってきたので駐車場が雨で濡れた状態を撮してみた。

カメラ:RICOH GRDⅣ
絞り:3.2
シャッター速度:1/250
WB:自動
画像設定:ノーマル
露出補正:-0.7



[何故この句と写真を取り合わせたのか]
さすがに、たい焼きの写真は付きすぎなので却下。
なんとなく初時雨の寒さとか冷たさを表現するために濡れた砂利を合わせた。




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