六月や白黒つけて立ち上がる
「フォト×俳句」の永遠の課題である、写真と俳句の距離感。
距離ということは、ピッタリとついているところから、とんでもなく離れているところまで。

この作品で言えば、接点がいくつか考えられるわけで。
意図的な接点は、写真の「碁石」と俳句の「白黒付けて」 というところ。
映像としては、白い石と黒い石があるので、そこが接点。

実はもう一つ接点があって季語の「六月や」というところ。
何が接点かと言えば、この写真を撮した日が六月の某日という点。

さらに言えば、この囲碁の勝負は終わった後で当然椅子から立ち上がるだろうから、それも接点と言えば接点。

俳句の出来映えはともかくとして、「フォト×俳句」の「写真」と「俳句」の接点をもう少し一般化してモデル化してみたいなと考えている。
実作を重ねる中でなんとなく、モヤモヤとしたものがある事はあるのだが。
それを言語化するには、もう少し経験値が必要。

ちなみに、この写真に付ける俳句を考えたとき。
「碁石」とか「金時計」とか入れたら付き過ぎの句になるのだと思う。

金時計している人の表情だとか、手前の対戦相手の表情などを表現出来たら面白いかも。
あるいあ、物理的視野を広げてこの会場全体の事を表現するとか。
なんか、方法論はカテゴライズ出来るはずなんだよね~


 [写真解説とデータ]
カメラ:LUMIX 
露出時間:1/60
絞り:
F値:f/5.3
ISO:125
WB:自動
露出プログラム:オート 
露出バイアス:-0.33



 
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