こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

カテゴリ: フォト俳句を考える

突き抜ける青に浮かぶや蛇の殻
再三言う通り自分は「俳句」より「フォト×俳句」が好きだ。
画像の情報量が多いのと素人でも楽しめるのがその理由。
俳句は思うに読み手を選ぶ文芸。
上級者の俳句ってほとんど意味不明だし(笑)
俳句ポストの「天」や「地」でも組長の解説があって初めて理解出来る程度。

写真は写真で、写真展などに行って眺めていると、『あ~綺麗だぁ』とか『スゲー』ってなるけど。
なんかイマイチ。
そこに行くと「フォト×俳句」って両方あるので素人の自分には非常に楽しめるのである(笑)

さて、前置きはともかくとして。
その「フォト×俳句」だけど。
俳句と写真の関係を色々考えながら作っている。
時々やるのが今回のように写真に写り込んでいる文字と文字のもつ意味。
ここに俳句との接点を持たせるという方法。

写真の説明にならないようにギリギリを狙うわけで。
そういう意味では今回はチョット説明調かなとも感じる。

単純にこの看板に惹かれたんだけど。
ホワイトバランスを少しいじって全体の青を強くしている。
そこに「突き抜ける青」ってしたのが稚拙か?
寧ろ「浮かび上がる赤」の方が面白かったかも(笑)



[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/10
絞り:3.6
F値:f/3.5
ISO:100
WB:
露出プログラム:絞り優先
露出バイアス:+0.3

日焼けした看板は森山大道っぽくて格好良いじゃん。







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麦の穂や予定通りのバス旅行
俳句ポスト兼題「麦」で火曜日俳句道場に紹介されたもの。
俳句には「配合の句」と「一物の句」がある。
「取り合わせの句」と呼んだり、まぁ呼び名は宗匠によって色々だったりする。
そして、この配合の句のつくりかたを懇切丁寧に記しているのが。
私のバイブルであるこれ ↓

角川学芸ブックス 新版 20週俳句入門
藤田 湘子
角川学芸出版
2010-04-21


この配合の句をさらに4つの型に分類してかみ砕いて説明しているのがこの本の特徴。
去年、俳句を作り始めてすぐにこの本通りに作っていった。
本自体は何回も読んでいる。

とはいえ、その配合の仕方がイマイチわかったような判らないような。
今回は湘子先生のパターン1で作った掲句を俳句ポストに出して、組長に質問してみた。
それに対する組長の答えがこちら。

取り合わせ

読み手は探っていくのか・・・・なるほど。
結局これに関しては感覚なんだろうなぁと、前から薄々感じていた。
形式知としての答えは無いものだと思われる。
何故なら俳句は「詩」だから。

組長は明快な指示を与えてくれている。
「読み手としての力を蓄えること」
つまり先人の名句に可能な限り触れてそれを体内の細胞レベルに蓄積せよということ。

なので、近道なんてあってないようなもの。
前出の「20週俳句入門」でも湘子先生は、暗記しなければいけない名句を用意して、それが出来なければ次のステップには進んではいけないと書かれている。
まさにこれの作業だと思う。

因みに山走子くんは、案外こいうことに関しては真面目に取り組むほうなので。
とりあえず一回はこの本の課題句は暗記してたりする(笑)

そうそう、私が取り組んでいるのは「フォト×俳句」なんだけど。
俳句が、季語と季語以外の配合で一旦出来た後に、今度は写真と配合させる。
付かず離れずの作業を二度に渡って行っているようなもの。

この知的ゲームがたまらなく楽しいのであった。


[写真解説とデータ]
カメラ:RICOH GR
露出時間:1/320
絞り:3.6
F値:f/3.5
ISO:100
WB:自動
露出プログラム:絞り優先
露出バイアス:±0

上野のアメ横が観光地かどうなのか、なんだか微妙だけど。
海外から来ている人がかなり多いので、まぁ観光地と呼べるだろう。
俳句が「バス旅行」なのでバスの絵なんかを出すと付き過ぎになる。

これの狙いは、麦の芽が出る頃のバス旅行ってわけで。
バスは写さず、はとバスツアーかなんかのイメージで組み合わせた。
人物の顔が結構写り込んでいるけど、人数が多いので肖像権に触れる事にはならないらしい。




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新しき相棒連れて春の野に
カメラを買い足しました。
デジイチをとも思ったのですが、色々思案に上でやっぱり現状ではこれが最適かと。
とにかく常時携行していたいのと、撮りたいと思った時にすぐ撮れる。
おそらく引き延ばしたとして2Lサイズくらいが最大。
写真展などを開く予定はまず無い(笑)

ズームが無いのがどうかと思って一旦はSONYのRX100を手にしたのですが。
どうもイマイチしっくりこない。
結局自分はGRの絵が好きなのかなと、思い始め。
そう思い始めるといてもたってもいられず。
幸い、やけに安価で売り出していたサイトを発見。
ラスイチだったので慌ててポチッと。

さてさて、今後の写真に期待です。








春の水歌ひながらに揺れにけり
これはどこにも出してない作品。
雀が水浴びしている様を見つけて慌ててシャッターを切ったもの。
幸いにSONYのRX100はシャッターを押し続けると自動的に連写になる設定だったので撮れた。
が・・・こうして見るとインパクト無い写真になっているなぁ・・・と。

新間にで坊城さんに褒められた作品は、今見ると確かにインパクトがあるような。
この時の写真に関しては何人の方にもフィードバックを頂いており、なるほどなぁと自分でも納得。
とは言え、インパクトがあるとか無いとかどういうことかイマイチ不明だけど。
なんとく瞬間的に目に写り込む力のようなもの。

単なる俳句では無くて、あくまでも「フォト×俳句」に拘りたいので。
やっぱり写真の力もつけなければだな。
俳句と写真とどちらも奥深い話なのでしばらくは飽きずに済みそう(笑)


[写真解説とデータ]
カメラ:SONY RX100
露出時間:1/30
絞り:
F値:f/4.9
ISO:320
WB:自動
露出プログラム:おまかせオート
露出バイアス:±0




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里山に桜の便り届きけり
俳句の善し悪しはともかくとして。
この句とこの写真の関係。
紫色の花の名前は教えて貰ったけど忘れてしまった(^_^;)
パッと見はこの紫の花に目が行くはず。

ただ、手前の空きスペースを良く見て貰うと。
風に運ばれてきた桜の花弁がいくひらも落ちている。
これを、「桜の便り」としてみたのだが如何なものだろう?

何度も書いているけど、やっぱり「フォト×俳句」が好きだ(笑)
俳句だけというより写真とセットされて拡がる感覚ってあると思うのだが。

商業出版ベースでもそれらが登場してきたのは嬉しい限り。
何故かディスカバーから出版されているのも個人的には嬉しかったりする。
この小川さんの作品は写真の上に文字が載っているもの。
本人も中で書いているけど、そこも賛否両論あるようだ。


写真俳句 花追人 (DISCOVER DIGITAL WORKS)
小川裕司
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2014-04-04



私は色々やってみて有希さんに教えてもらった今の作り方が気に入っている。
写真に横に縦書きで俳句を添えるという書式だ。
とにかく発展途上なので今後諸々変化していくだろうけど、そこも楽しみたいものだ。


[写真解説とデータ]
カメラ:SONY RX100
露出時間:1/160
絞り:
F値:f/5.6
ISO:125
WB:自動
露出プログラム:おまかせオート
露出バイアス:±0

カメラまかせの「おまかせオート」で撮っているものが作品なのか?
と問われると、はてどうなんだろう?と自分でも思ってしまうけど。
まぁ、シャッターを押したのは自分に間違いないので多分私の作品と呼んで良いのだとは思う(笑)




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