こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

カテゴリ: 信毎

それぞれに座する場所あり秋高し
第6回フォト×俳句選手権に投稿した5つのうちの一つ。
自分的にはこれがイチオシだったんだけどね。
もう少し解像度の高いカメラで写せれば良かったのかなぁ?

遠くに見えているのが北アルプスの槍ヶ岳。
近くに見えているのは菅平根子岳の斜面にある岩です。

これ面白い構図だと思うんだよね。
どうにか使いたいと延々と俳句を考えました。
どんどん変化してこれに落ち着いたんだどね。

★秋高し息整へて結跏趺坐★
       ↓
★秋澄むや作務整えて結跏趺坐★
       ↓
★秋澄むやここにいようと決めただけ★
       ↓
★それぞれに座する場所あり秋高し★

よするに、転がり落ちそうな斜面にある大きな岩と遠くにある槍ヶ岳。
この景をどうやって表現しようかと迷いに迷ったもの。
上には書いてないけど、その外にも色々色々(笑)

かなり理屈っぽいというか意味不明な十七音になったって事かな?
最終的なこの句は、なんか哲学っぽくて良いな~と自画自賛。
これぞグランプリ候補と思ってたんですけどね~(笑)

どうでしょう?
Nikon賞を獲ったこちらの作品と比べてどうなんでしょう?






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きるほどになじむつむぎやあきふかし
今日(11/18)の信濃毎日新聞の朝刊に第6回フォト×俳句選手権の結果が発表されました。
全国から258人797作品の応募があったとの事で過去最高だそうです。
そして、ありがたいことに協賛社賞(Nikon賞)をいただきました(嬉)

実は先週連絡があったときに、「山走子さんの作品は3位に選ばれました」みたいな話しになり。
あ・・・グランプリじゃないんだ・・みたいな。
嬉しいような悔しいような。
って、贅沢ですよね(笑)
今朝、新聞を見ながら何はともあれ選ばれた事に対する喜びにしたりました。
考えてみれば去年は佳作だったので名前だけで作品が新聞に掲載もされなかったしな。

グランプリと準グランプリの作品を見ながら、こりゃかなわないと素直に思いました。
両作品とも素晴らしい作品。
思わず溜息がもれちゃう。
こんな感じです ↓ すごいですよね。



11-18信毎朝刊__1_-_1_


自分の作品は、写真は凄く気に入っているものの俳句がちょっと・・・
特に上五「着るほどに」はなぁ・・
今になって考えると「纏うたび」の方が良かったような気もするなぁ。
なんせ締切のギリギリまで追い込まれて。
息が出来なくなるようにウンウンとうなって、やっとこさっとこ作った十七音だからなぁ。

ところでグランプリの方は「フォト×俳句」を作るのが初めてだとか。
あぁ・・才能のある人ってそんなもんなんだなぁと溜息。

何はともあれ3年連続で賞状を頂けるのは素直に嬉しかったりする。
グランプリを獲れたら一眼レフカメラを記念に買おうかと思ってたけど、これでまた一年先に伸びてしまったような。
因みに協賛社賞の賞品はカメラバックだとか(笑)


【作品自解】
写真の撮影場所は長野県の上田です。
何屋さんか忘れたけど今思えばひょっとすると呉服屋さんの暖簾かも。
六文銭の暖簾が良い感じに風になびいた所を抑えました。
新品ではなくて時間が染み込んだような色合いが狙い。

上田紬というのは調べたら歴史があるもので全国的にも知る人は知るみたいです。
で、紬は普段着だと何かで調べて判明。
判りやすく言えばジーンズだとか。
それらのイメージを十七音に素直に詠んだもの。

写真と俳句の接点は暖簾の風味と六文銭です。

[写真解説とデータ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
露出時間:1/200
絞り:5
F値:f/4.0
ISO:125
WB:自動
露出プログラム:絞り優先
露出バイアス:±0
Lightroom CC2015 for Mac




 

山粧ふ甲斐の国から来た天狗
今日(11/12)の信濃毎日新聞朝刊の「フォト×俳句」コーナーで優秀賞を頂きました。
選者は写真家の中谷隆先生。

先月の入選に続き2ヶ月連続の掲載は嬉しい。
しかも今年初の優秀賞だ。
なんか滑り込みで今年の優秀賞をゲットした感じ(笑)
せっかく掲載されるなら優秀賞が絶対に良い。
なんせスペースが全然違う。

山粧ふ
 
中谷先生の講評を読んでビックリした。
特にその話をしたわけでは無いけれど、まんまだ(笑)
この写真の人は飯綱山登山道でたまたまお会いした方。
お話を伺うと山梨から長野に来て修行中だとか。

あまりに風貌が素敵だったので撮影許可をもらう。
それから念のため投稿の許可も快諾してもらった。
この辺りはなかなか難しいところで、新聞に載るかどうかも判らないけど一応許可を。
ちょっと照れくさいけど実際にこうなると許可を貰っておいて大正解だ。

被写体の雰囲気が全ての作品かな。
どこで写真と俳句をリンクさせたかと言えば、被写体の男性の雰囲気に「天狗」という言葉。
背景と全体の絵柄に「山粧ふ」という季語。

ただ、俳句単体で鑑賞に堪えられるのか?と言われると。
どうなんでしょう?
 

秋風や松本さんは未だ来ず
こういう俳句はどうなんでしょう?
個人的にはとっても思い入れというかなんというか(笑)
本人だけにわかる背景ってのがあるわけで。

特に「フォト×俳句」に仕上げると場所まで判るので思い入れ深い。
写真は戸隠自然植物園の木道です。

これ、良い写真なんだけどね〜
そういえば「未だ来ず」と書いてみて、あぁなるほど「未来(みらい)」の事かぁ。
などと改めて感心したりもした。
俳句を作るプロセスで色々気がつく事がある。

 

新蕎麦や六文銭の揺れる町
10月17日に上田で「フォト×俳句」講座が坊城俊樹先生をお迎えして行われた。
参加者は32名と思ったより多くて、女子高生も混じっていた。
1時間ほどの講義をお聞きしてからの吟行撮影。
この時の講座で先生が仰っていたのは。
視線を上からスタートさせて下に向かわせると良いと言うこと。
つまり、空とかを眺めてからの地面って事。

で、まぁとにかく1時間程度の持ち時間で「フォト×俳句」の作品を完成させる。
何度か体験しているのでだいぶ慣れては来たものの吟行はやっぱり苦手。
会場に戻った瞬間に写真をプリントすると促されるも断る(笑)
いつもそうだけど、どの写真で作るかこの時点では決めてなかったりする。
追い込まれて、とにかくどれかを選び、選んだ写真を見ながら俳句を考える。


10-17 フォト俳句講座 (1 - 1)-2


その場で坊城先生の講評が一つずつの作品に対して丁寧に行われる。
先生の偉いところは決してどれもけなすこと無く良い点を認め物語を作るところ。
作者としてはホッとする瞬間かと思う。

この時点 ↑ では佳作とか入選とか決めていないようだけど。
今回は9作品が入選でうち3作品には賞品が出るらしい。
何はともあれ、自分の作品に対する先生の講評は気になる。
『写真は完璧ですね〜』と、この時言われて嬉しかった。

シール1枚目 合格作品が決まり
シール2枚目 入選9点が決まり
シール3枚目 賞品が貰える作品が告げられる。

IMG_20151017_163526
 
パンパカパーンって感じで、シールが3回貼られて、目出度く2席に選ばれました(嬉)
賞品は先生のサイン入りの御著書。 

IMG_20151017_192715

貴重な俳句入り。
★秋のプールに象さんの如露ひとつ★俊樹
一瞬、「ん?」となったけど、これちゃんと十七音にまとまっている。
さすが坊城先生だな。

さてさて、自分の作品の解説だけど。
吟行が行われた上田という町は来年のNHKの大河ドラマの舞台となるらしく。
町中に六文銭が溢れいてる。
ほんと、どこに行っても六文銭だらけ。

10-17 「フォト×俳句」講座 (1 - 1)-2_R

吟行句の基本は挨拶句だよなぁ・・
なので「六文銭」か「真田」という言葉は使いたかった。
季語をどうするかってところだけど。
当然に秋の季語をセレクトするわけで。
写真とどう絡ませるかが問題・・・

あの看板の店は蕎麦屋なのかな?
なんの店かは判らないけど、『与三郎発芽蕎麦を喰らう』という文字。
たしか「新蕎麦」って秋の季語だったような。
直接的な蕎麦の写真で無いのでまぁまぁな距離感。

まぁそんな事を20分位の時間の中でグルグルと考えるわけですよ。
追い詰められるとどうにかなる。的な(笑)
この緊張感が良いような悪いような・・・

おまけとして。
翌日の信毎朝刊に自分の姿が出てました。
本人よりも作品を載せてくれって感じですが(笑)
ま、これも記念ってところで。

20151018_063527


 

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